ふくおかで暮らすアラサーおんな

30歳。なんとなく始めました。暇つぶしにどうぞ。

京都傷心一人旅【清水寺編】

息巻いてネカフェを飛び出たはいいものの、さすがにすっぴんのまま賑わう京都の街を練り歩く度胸もなく…

そんなとき

「ドンドンドン♪ドンキ〜♪」

どこからともなく聞こえて来る福音ソング!

ここぞとばかりに庶民の味方ドンキホーテに駆け込み化粧下地などを調達し、トイレで女子高生と並んで顔面を整えるなどしました。(悲しきアラサー)

ここでも一回心折れそうになった、さすがに。

アラサーにもなって私は現実逃避のため京都にまで来てドンキのトイレで化粧をしている。

 

…でもそれが何か?!私は心の中でブチギレながら、プチプラコスメをポーチに叩き入れスーツケースを片手にようやく京都駅から最初の目的地清水寺へと向かった。

 

正直何も調べずに来たし道もわからないのでとりあえずグーグルマップに清水寺と打ち込んでルート検索。

 

便利な世の中。なんだかんだ清水寺に到着。

もうめっっっちゃ人。人しか見えない。

さすがゴールデンウィークの観光地、なめてた。というか何も考えてなかった。周りを見渡しても一人で、しかも女で来てそうな人はいなかった。

そうだよな、ゴールデンウィークに一人旅なんてな…いや別にいいですけど…

楽しそうな家族やカップルに心を砕かれながら、とりあえず清水の舞台へ。

 

ごめんなさい、普通はここで感動した〜!であるとか絶景で心洗われたわ…とかあるんだろうけど、傷心中の私には無!むです!

でもとりあえず写真は撮ったし、今思えば少し心が軽くなっていたような、気もする。

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人の流れに身を任せ、大黒様を拝み、線香の煙を浴び清水の舞台から下を覗いてみたりしました。

この間、『無』のわたし。

きっと浮いてたに違いない。

 

その後お土産通りみたいなところで食べ歩きすることに。この間、ご機嫌な私(食欲はある)

ふと、目に入る『チーズ湯葉』の看板。

とっても魅力的な組み合わせじゃないの!

私はすぐにカップルやはしゃぐ女子グループの行列に並びました。

10分くらいですぐ順番が回ってきて、チーズ湯葉を一本注文。

 

「熱いのでお気をつけください」

そう言って手渡されたチーズ湯葉

慎重に…そう思い、串の乗った紙の端っこを手で摘み上げた瞬間、悲劇は起こった。

 

ゴロン!!!!

 

床に転がるチーズ湯葉、散らばる揚げかす。

私の手元には油の染みた紙。

 

「うわー、可哀想…」

 

目の前のカップルの女性の一言が耳に刺さる。

私って可哀想。

 

そそくさとチーズ湯葉を拾い上げ、もしかしたら新しいのと交換してくれたりしないかなと店員さんに

「落としてしまいました」と伝えるも、普通に「熱いのでとお伝えしていたので…もう一回並んでください」と言われてしまい再度行列に並び計1200円のチーズ湯葉をいただきました。

 

とっても美味しかったです!!!!!